文部科学大臣賞を受けた水墨画「汀」を解説する浦上義昭さん=長岡市城内町1
文部科学大臣賞を受けた水墨画「汀」を解説する浦上義昭さん=長岡市城内町1

 新潟県長岡市の日本画家、浦上義昭さん(74)の作品展が1月7日、JR長岡駅の駅ビル「CoCoLo長岡」で始まった。優美な日本画だけでなく、山や信濃川など身近な自然を描いた水墨画を公開。合わせて50点以上を展示している。

 浦上さんは日本美術院特待で、新潟日報カルチャースクールの講師も務める。多くの人の目に触れる場で日本画の文化を広げようと、毎年CoCoLo長岡で作品展を開いてきた。今回は2024年の「日中交流水墨画公募展」で文部科学大臣賞を受けた「汀(みぎわ)」を初公開。水際にたたずむカモメが目を引く作品だ。

 浦上さんは「誰にでも身近な自然を描いた。人間は自然と共に生きていることを感じてもらい...

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