個性豊かな雑煮がそろった「城下町しばた全国雑煮合戦」。多彩な味を求めて来場者が押し寄せ、舌鼓を打った=1月12日、新発田市諏訪町1の蔵春閣周辺
個性豊かな雑煮がそろった「城下町しばた全国雑煮合戦」。多彩な味を求めて来場者が押し寄せ、舌鼓を打った=1月12日、新発田市諏訪町1の蔵春閣周辺
個性豊かな雑煮がそろった「城下町しばた全国雑煮合戦」=1月12日、新発田市諏訪町1の蔵春閣周辺

 全国から伝統的な雑煮や創作雑煮が集う「城下町しばた全国雑煮合戦」が1月12日、新潟県新発田市諏訪町1の蔵春閣周辺で開かれた。市内外から家族連れら約2万人が訪れ、熱々の雑煮を夢中で頬張っていた。

 中心市街地の活性化などを目的に新発田商工会議所青年部が主催し、2025年で21回目となる恒例のイベント。県内を中心に、富山県や長野県からの出店者を含む計40団体が、優勝に当たる「征夷大将軍」の座を賭けて自慢の味を競い合った。

 会場は午前中から混雑し、人気店には長い列ができた。1杯500円前後で提供され、牛肉やサケなど地域の特産を煮込んだ逸品のほか、チョコレートや蜂蜜を使ったスイーツ雑煮も好評だった。

 毎年勤務先の同僚と訪れているという東京都の会社員男性(42)は「いろんな味があって楽しめる。最低5杯は食べたい」と笑顔で話した。

 来場者の投票による審査の結果、「村上塩引き雑煮〜岩船麩を添えて〜」が征夷大将軍に選ばれた。考案した...

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