野菜や果物を載せた縁起物の宝船が競り落とされた初市式=新発田市中曽根
野菜や果物を載せた縁起物の宝船が競り落とされた初市式=新発田市中曽根

 新春恒例の青果物市場の初競り「初市式」が新潟県新発田市中曽根の地方卸売市場で行われた。1年の活況を願い、野菜や果物を載せた縁起物の宝船が競りに登場、威勢のいい声が場内に響いた。

 初市式は市場を開設する新印(しんじるし)新潟総合卸売センターの主催で、例年通り1月5日に行われた。午前6時、ベルを合図に開幕。イチゴやほうれん草、ネギなどを載せ、金銀に飾り立てた宝船9艘(そう)が次々に運ばれた。

 伊藤純一副市長ら来賓も競り帽をかぶり参加。競り人の「いくら」の声が景気よく飛び、いずれも末広がりの8万円で競り落とされた。

 式典後には約20軒の青果物店が参加してシイタケやイチゴ、ネギなどの競りが行われた。...

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