
裏地に着物を使ったジャケット。袖をまくるとさりげなく、華やかな柄が見える=新潟市東区大形本町3
新潟市東区のオーダーメードスーツ専門店「LOSS TIME」(ロスタイム)が、開志専門職大(新潟市中央区)の学生と協力し、不要な服を使ったジャケット、コートなどの製作、販売を始めた。着なくなった服を持ち込み、ジャケットの裏地などに使うことが可能だ。学生らは「おしゃれな人を増やし、新潟を元気にしたい」と意気込む。
きっかけはロスタイムの客から、社長の小野塚泰人さん(40)に「捨てるのがもったいない着物がある」と声が寄せられたことだった。小野塚さんが、開志専門職大とつながりのある「コージ製靴新潟工場」(新潟市西区)工場長の幌村(ほろむら)勝さん(42)と話し合い、活用方法を考えてくれる学生を募集...
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