サッカーJ1アルビレックス新潟が、2025年シーズンに向けて動き出しています。3季続いた松橋力蔵前監督からバトンを引き継ぐのは、J1トップチームで初めて指揮を執る樹森大介新監督。野心と潜在能力にあふれるJ2所属選手を中心に補強し、チーム一丸となって成長を目指します。
 新潟日報では、宮崎県西都市を舞台とする1次キャンプから、アルビ担当記者が現地入りし、紙面に記事を掲載します。ウェブ版の「新潟日報デジタルプラス」ではより詳しく、監督や選手の声、練習中の真剣な表情からふと見せる素顔の写真まで、皆さんに伝えていきます。

開幕の横浜M戦のキックオフまで…

残り00時間0000

1月21日のアルバム

(右へのスライドで次の写真を表示)

持久走する選手たち=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
持久走する選手たち=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
コーチの話を聞くGK陣=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
コーチの話を聞くGK陣=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
ボールを操るDF千葉和彦=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
ボールを操るDF千葉和彦=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
持久走する選手たち=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
持久走する選手たち=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
ボールをトラップするMF長谷川元希=1月21日午前9時すぎ、宮崎県西都市の清水台総合公園
ボールをトラップするMF長谷川元希=1月21日午前9時すぎ、宮崎県西都市の清水台総合公園
DF稲村隼翔=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
DF稲村隼翔=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
ボールを操るFW小見洋太=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園
ボールを操るFW小見洋太=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園

・報道公開時間 午前9時~午前9時35分
・天気 快晴
・公開された練習メニュー 1対1でボールタッチ、トラップ、ヘディング、ストレッチ、インターバルありの中距離走、パス練習 

・練習後はDF千葉和彦選手とGK田代琉我選手に話を聞きました!

◆「新潟史上最高」を知る男

持久走をするDF千葉和彦=1月21日、宮崎県西都市の清水台総合公園

(千葉選手、今年は40歳になります)

いや、全然。もうどの年も変わらずに健康で、自分の持ってるものを少しでもチームに貢献できたらなと思います。

(今日の練習の持久走でもトップを争ってましたね)

落ちてますけどね、昔はもっと走れたんすけど、でも走るのが基本のスポーツですから、できるだけ走るうちは走っとかないと。

(コンディション維持に気を遣ってることは?)

色々自分で取り入れながらやってますけど、しっかり栄養とって、睡眠とって、ここは基本のベースですね。あとはやっぱね、自分がいつもいい状態でいるっていうことがね、前向きに取り組める状態に自分を持っていくっていう部分は大事なことかなと思います。

(睡眠は長い方?)

しっかりととる方だと思います。はい、8時間ぐらいは取るようにはしてるんで。キャンプ中も昼寝を入れながら。

(今年のチームの目標は「新潟史上最高」ですが、順位で言えばこれまで最高の6位だった2007年を振り返ると)

もう当時はやっぱね、ほんとにスペシャルなブラジル人(マルシオ・リシャルデス、エジミウソンら)がいましたんで、彼らを活かしながらで、既存の選手の特徴を生かしながらっていう部分で、どちらかというとそのブラジル人中心に攻撃を構築してたかなっていうイメージですけどね。

(2007年をさらに上回るためには)

やっぱり得点取らないとね、勝てないので。ボールをこう動かしながら、どこで相手のゴールに襲いかかっていくかっていう部分、その部分はより今年は明確になってくるし、そこはチームとして共通理解がさらに高まるんじゃないかなって思います。

(今年は新加入の選手がたくさん入ってきました)

それぞれの良さを持ってる選手たちですので、チームに還元してくれたらなと思います。

(「デジっち」は去年は阿部選手にカメラを託しましたけど、今年は)

僕がいるうちはね。あんまみんなやりたがらないと思うので(笑)できる限りはやろうと思います、僕自身で。

(脚本は全部千葉さんが?)

はい。

(アイデアはどっから湧いてくるんですか)

降ってくるまで大変ですけど、そういうの考えるのね、好きな方ですし。
そこまで苦にはしないです。

(樹森監督の印象は)

やっぱりこう、相手を見ながら、相手の形をまず見て、じゃあ自分たちがどう攻略していくかっていうのを、そこを言葉で伝えたりするのがうまい監督だなって思います。

(やっぱり言語化がうまいですか)

これはすごい、うん、上手い監督だなと思いますね。その事象に対してどういうニュアンスで伝えていくかっていうのは。言葉一つとっても、選手の受け取り方、どう捉えられるのかっていうとこまで注意払って言葉選んでると思いますし、そこら辺の感覚っていうのはすごい鋭い方だなと思います。

(先日の練習試合を振り返って)

1発目の試合でしたんで、チームがこれからトライする部分、相手の形を見ながら、自分たちはじゃあここを突いていこうっていうとこをトライしてたんすけど、そこの部分で良かったシーンもあるし、まだまだなシーンもある中で、そこのエラーに対してどうすり合わせていくか。樹森さんが目指しているものと、自分たちに求められているもの、そこの部分をすり合わせることが大事だと思ったんで。結果出なかったのは残念ですけど、練習試合をしないとそういうのは出てこない部分だと思います。まず1つトライできたことがいいんじゃないかなと思います。

(若いセンターバックも入ってきました。若手に何か伝えたいこととかは)

いや、伝えたいことっていうか、もちろん聞かれたことに対しては答えてあげたいですし、自分が気づいたことに対してあれば全然伝えますけど。

(プレーで見せたい?)

いやぁ、そんなこと全然ないですよ。彼らのプレーから自分が吸収できるものもありますし。そこはこう、そんな気負ってはいないです。

◆強みはシュートストップ!GK田代琉我

ボールを止めるGK田代琉我(左)

(練習試合では無失点でした)

そうですね。今シーズン始まって初めての試合で、自分の中でも...

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