
まとまった県総合計画を花角英世知事に報告する検討委員会の宍戸邦久・新潟大学副学長(左)ら=1月27日、県庁
2025年度からの新潟県の最上位計画となる「県総合計画」が27日にまとまり、検討委員会が花角英世知事に報告した。達成目標について、素案で明記していた「50年に合計特殊出生率2・07」とする表現を削除し、「32年に総人口194万人を上回る」とする内容に改めた。加速する人口減少を食い止めるため、6項目の重要課題を提示。国や市町村とも連携しながら、活力ある県を目指す。
総合計画は7章構成。「人口ビジョン」を示す章では当初、人口が安定する「定常化」を見据え、達成目標を「50年に合計特殊出生率2・07」とし「2100年頃に人口100万人程度」で落ち着くと推計した。
ただ専門家から、合計特殊出生率と出生...
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