
湿地林とハリケーンをテーマに開かれたサイエンス・カフェ=1月23日、佐渡市両津湊
飲み物を片手に植物の生態を学ぶ「サイエンス・カフェ」が1月23日、新潟県佐渡市両津湊の「おにCafe」で開かれた。米国のミシシッピ川の湿地に生息する「ヌマスギ」とハリケーンをテーマに、新潟大名誉教授の崎尾均さん(69)が、自身がかつて行った現地調査の内容を紹介した。
サイエンス・カフェは崎尾さんが2022年から開いており20回目。今回は5人が参加。崎尾さんは2024年末出版した著書にも記載のあるヌマスギを深掘りした。
ヌマスギは、米南東部やメキシコの湿地に自生し、「膝根(ひざこん)」と呼ばれる部位を水面から突き出して呼吸する、変わった特性を持つ。
05年に米国を襲ったハリケーン「カトリーナ」...
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