
三条市産の春キャベツ=2024年5月20日、三条市
新潟県内随一のキャベツ産地である三条市の生産者でつくる三条園芸振興協議会は、2024年産の販売額が1億円を超えた。猛暑や天候不順の影響を受けた全国的な品薄による価格高騰が背景にある。協議会の農家は安定的な生産に向け、JAえちご中越なんかん北営農センター、県三条農業普及指導センターの両者とスクラム。品質を確保して大台に乗せた。
協議会のメンバーは信濃川近くの肥沃(ひよく)な土壌の三条市石上、栗林両地区で生産する農家16軒。24年産のキャベツは5〜6月の春出荷向けに7・6ヘクタール、10〜11月の秋向けに8・1ヘクタールで栽培した。
JAを通じて出荷した販売額は、春が前年比24%増の4159万円...
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