輸出用の和ナシや、ル・レクチエなどを栽培している土田農園の選果場=三条市
輸出用の和ナシや、ル・レクチエなどを栽培している土田農園の選果場=三条市

 新潟県産果物の輸出を手がける生産者が、輸出量を伸ばしている。和ナシやメロンなどの輸出を進め、香港や台湾などアジアを中心に高く評価されている。生産者は人口減少に伴う国内市場の縮小を見据え、国外への販路拡大に力を入れる。

 農産物販売会社「想樹(そうじゅ)」(三条市)は和ナシを中心にアジアやドバイ、欧州連合(EU)の数カ国、アメリカへ輸出している。社長の土田広樹さん(48)が代表を務める土田農園(同市)で栽培する和ナシを中心に、近隣の生産者の和ナシやカキも集荷し輸出している。

 土田さんは2018年に想樹を設立し、本格的に輸出に取り組み始めた。想樹の21年産の輸出額は130万円だったが、24年産は6...

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