
学びの多様化学校設置を米田徹市長に提言した高橋知己委員長(右)=2月3日、糸魚川市役所
有識者らでつくる「糸魚川市学びの多様化検討委員会」(委員長・高橋知己上越教育大教授)は2月3日、新潟県糸魚川市に対し、不登校の生徒らを対象に教育を行う「学びの多様化学校(不登校特例校)」の設置を提言した。市は2025年度に「学校のあり方検討委員会(仮)」を設け、開校に向けた細部の協議を継続する。
糸魚川市の小中学校の不登校児童生徒は最近、70人を超えている。増加傾向にあるため、市はそうした子どもの学び、居場所の場はどうあるべきかを探る検討委員会を24年4月に設置。保護者代表も含めた約20人で計5回の会合を重ねた。
3日に市役所を訪れた高橋委員長は米田徹市長らに対し提言書を手渡した。高橋委員長...
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