小林幸子さんに贈る着物と制作した村山雨景さん=長岡市希望が丘1
小林幸子さんに贈る着物と制作した村山雨景さん=長岡市希望が丘1

 新潟県長岡市の染色画家、村山雨景さん(77)が、新潟市出身の歌手小林幸子さん(71)に贈る着物を制作した。「豪農の館」として知られる新潟市江南区の北方文化博物館の庭園を、豊かな色彩で描いた着物だ。「特徴的な衣装で知られる小林さんにこそ、この着物を着こなしてもらいたい」と思いを語る。

 新潟県十日町市出身で、染色や手織物の職人だった両親から影響を受け、15歳で染色を始めた。染料で染めた布を蒸し、色を染み込ませる手法で描いた「染め絵」を約60年続け、県内外で展覧会を開いてきた。小林さんには、中越地震の復興支援への感謝を込めた着物や、東京五輪・パラリンピックにちなんだ着物を贈っており、3回目の寄贈と...

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