まつのやま学園アウトドア部とエアボードを楽しむ湘南学園小の5年生=十日町市松之山天水島
まつのやま学園アウトドア部とエアボードを楽しむ湘南学園小の5年生=十日町市松之山天水島

 新潟県十日町市内の家庭での民泊などを通じて首都圏の小中学生らが農村の暮らしに触れる「越後妻有田舎体験」が、新型コロナウイルス禍を経て、参加者数を戻している。民泊を取りやめていた学校が再開するなど、民家でのホームステイ希望が増えた。受け入れ側にとっても交流人口の増加などが見込め、関係者は民泊に協力してくれる家庭を増やしたいと意気込んでいる。

 田舎体験事業は1999年、地域活性化などを目的に、当時の東頸城郡6町村が始めた。2005年の市町村合併を受け、十日町、上越両市にエリアが拡大。十日町エリアでは23年度から、越後妻有田舎体験推進協議会が取り組みを続けている。

 協議会事務局によると、田舎体験に...

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