新潟県上越市北方のワイナリー「岩の原葡萄(ぶどう)園」は2月14日、雪室への雪入れ作業を行った。今年は1月まで雪が少なく、例年より1週間ほど遅くなったが、2月の大雪で十分な量を確保。赤ワインの原酒を熟成させる石蔵の温度を一定に保つのに役立てる。
近年は少雪のため敷地内のほか、同市牧区からトラックで雪を搬入していたが、今年は全て敷地内の雪を使用。高さ10メートルほどの雪室がいっぱいになるまで雪を除雪機で飛ばして、約300トンを蓄えた。

雪室は市文化財に指定されているワイン熟成庫「第二号石蔵」に隣接。雪解け水を使った熱交換システムで初夏から秋にかけて石蔵を冷やし、熟成に適した18度以下に室温を保...
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