
新潟市民病院
新潟市民病院(新潟市中央区)は20日、2024年度事業会計決算の純損益が約22億7千万円の赤字となり、初めて債務超過に陥る見込みだと明らかにした。医療需要の低迷が続くなどすれば「数年のうちに(運転資金が)枯渇することもあり得る」と経営環境の厳しさを説明。経営改善を急ぐ考えを示した。
大谷哲也病院長が20日に開かれた市議会全員協議会で述べた。大谷病院長によると、新型コロナウイルス禍から続く受診控えで、病床利用率がウイルス禍前の水準に戻っていない。光熱費や人件費の増加もあり、23年度の約7億500万円の赤字から、さらに赤字幅が拡大した。25年度も約17億2千万円の赤字が見込まれるとした。
大谷病...
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