
新潟市民病院(新潟市中央区)が2024年度、中期計画(2022〜26年度)の折り返しを迎えた。24年度を新型コロナウイルスの影響から脱却し、患者が増え、経常収支が黒字転換する年と位置付けたが、現在も患者数は回復せず、黒字化は厳しい状況だ。市民病院はさまざまな経営改善策を講じ、中期計画の達成を目指す考えだ。
新潟市民病院は中期計画で、24年度の延べ患者数が前年度より6千人程度増加することを見込んだ。
ただ、市民病院経営企画課によると、24年度も現時点で、患者数はウイルス禍前の水準まで回復していない。医療機関での感染を懸念する「受診控え」の影響が続いているとみられる。
黒字転換も厳しい状況だ。中...
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