新潟市民病院の2023年度の事業会計決算について、一般企業の純損益に当たる「収支損益」が7億500万円の赤字になったことが10月1日までに分かった。入院患者数が増えた一方、新型コロナウイルス関連の補助金が大幅に減少したことが響き、前年度に2961万円だった赤字額が7億円近く拡大した。

 9月27日に開かれた新潟市議会市民厚生常任委員会で、新潟市が説明した。

 新潟市民病院の収益は279億5786万円で、前年度比2億4050万円増加した。新型ウイルスによる受診控えが落ち着き、入院患者数が増えたことや、診療単価の高い化学療法の件数が増えたためという。

 一方で、新型ウイルスの感染法上の位置付けが5類に...

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