新発田農高生が考案した濃厚いちごロール(実行委提供)
新発田農高生が考案した濃厚いちごロール(実行委提供)

 3月1日に始まる新潟県新発田市産のブランドイチゴ「越後姫」のPRキャンペーン「いちご一会(いちえ)めぐり」に向け、新発田農業高校と新発田商業高校の生徒がそれぞれ、オリジナルのスイーツを考案した。市内の菓子店も商品化に協力し、一部は期間限定で販売される。

 キャンペーンは官民でつくる実行委員会が主催し、2025年で3回目。市内の飲食店など37店が参加し、4月13日までの間、越後姫を使った期間限定商品やメニューを提供する。このキャンペーンで高校生と店舗の連携は初めてとなる。

 新発田農業高の生徒会が中心となって考案したのは、食品科学科の生徒が作った越後姫ジャムを使った濃厚いちごロール。クリームに果肉がたくさん含まれているのが特徴だ。地元では「農高」と呼ばれていることから、品名の「濃厚」とかけた。生徒会長(17)は「イチゴの風味が食欲をそそる」と話す。期間中は新柳本店(新発田市諏訪町3)で1切れ486円で販売される。

 新発田商業高の商業クラブの生徒は、越後姫を載せたシュークリーム「ももいろシュー」と、タピオカ入りイチゴミルクドリンク「ひめたぴ」、越後姫のクラフトコーラ「FUKURA COLA」を考えた。部長(17)は「シュークリームとイチゴを組み合わせたら、さらにおいしくなるはずと、クラブのみんなで話し合った」と語る。ももいろシューはかつや菓子舗(中央町4)で1個300円、ひめたぴ(600円)とFUKURA COLA(500円)は就労継続支援B型事業所「にこふるビーム」(東新町4)でそれぞれ販売される。

新発田商高生が考えたももいろシュー(実行委提供)
新発田商高生が発案した「ひめたぴ」(左)と「FUKURACOLA」(実行委提供)

 実行委...

残り435文字(全文:1097文字)