2024年度に全国の公立小中学校が立てた年間授業計画で、標準時間数の1015こまを大きく上回り1086こま以上とした学校が2割弱あるとして、文部科学省は2月28日、各学校の指導体制に見合った計画への見直しを求める通知を都道府県教育委員会などに出した。

 都道府県と政令指定都市別に、小学5年(1こま45分)と中学2年(1こま50分)で年1086こま以上とした学校の割合を初めて公表。北海道と和歌山、高知両県、静岡市などが小中ともゼロだった一方、新潟県は小5で36・9%、中2で52・6%、新潟市は小5で21・0%、中2で22・8%と地域差がみられた。

 学習指導要領は年35週以上授業を行うとし、年10...

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