卒業式後のホームルームの最後に先生一人一人に花を手渡し、別れを惜しむ十日町高校松之山分校の最後の卒業生=3月4日、十日町市松之山光間
卒業式後のホームルームの最後に先生一人一人に花を手渡し、別れを惜しむ十日町高校松之山分校の最後の卒業生=3月4日、十日町市松之山光間

 3月末に閉校する新潟県十日町市松之山光間の十日町高校松之山分校で3月4日、最後の卒業式が行われた。分校最後の生徒となった19人が学びやに別れを告げた。

 定時制の安塚農業高校松之山分校として1948年に開校。翌49年に安塚高校松之山分校に改称され、68年に県内初の全日制分校に移行した。2015年に十日町高校の分校となった。

 松之山分校によると、2024年度の19人を含め全日制、定時制合わせ、これまでに3143人が巣立った。

 卒業式には卒業生や保護者ら約80人が出席。十日町高校の鈴木勇二校長は「松之山から学びやが途絶えるのは残念だが、先輩方と同じように卒業生としての誇りを持ち、松之山を愛し続けて...

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