書画作品群の一つで、色鮮やかに描かれた人物画
書画作品群の一つで、色鮮やかに描かれた人物画

 新潟県十日町市松之山地域の下川手集落に残されている大正から昭和の戦後にかけての子どもたちの書や絵を、十日町市の文化財保護審議会は、市指定有形文化財として登録するよう市教育委員会に答申した。答申を受け、市教委は3月7日の臨時会で指定する見通し。

 登録されるのは「下川手少年団の書画作品群」で、1919(大正8)年から52(昭和27)年までの絵画1016点、書1726点の合計2742点。これらの作品の多くは教員の指導を受けた上で年度ごとに「義勇少年団学術技量報」と題してつづられ、集落各戸で回覧された後、歴代団長に引き継がれてきた。...

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