遭難した女性を救助して感謝状を贈られた長井里奈さん。後列は(左から)野上建吾さんと岡田陽一さん=湯沢町三俣
遭難した女性を救助して感謝状を贈られた長井里奈さん。後列は(左から)野上建吾さんと岡田陽一さん=湯沢町三俣

 登山中に雪の深い割れ目(クレバス)に落ちたバックカントリーの女性を救出したとして、新潟県警南魚沼署は男女4人に感謝状を贈った。発見から救助まで約30分。平日で他のバックカントリー客も少ない中、近くを通りかかった4人は協力し、危険な状態に置かれた女性を救った。

 感謝状を贈られたのは、南魚沼市の石打丸山スキー場スタッフ野上建吾さん(52)と、前橋市の社会福祉士岡田陽一さん(52)、湯沢町のバックカントリーガイド長井里奈さん(50)、千葉県船橋市の介護福祉士山内鉄也さん(58)の4人。

 南魚沼署によると、2月26日午前11時過ぎ、湯沢町の神楽ケ峰(2030メートル)周辺の尾根近くを、1人でバックカ...

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