
歩道の環境整備に力を入れる久我佐登之さん=柏崎市上田尻
「季節を問わずに誰もが安心して歩ける歩道」にすることを思い描き、使命感を抱く久我佐登之さん(65)。歩道除雪に適した小型重機「ボブキャット」の販売・メンテナンスを担う会社「除雪MAX’s(マックス)」(新潟県柏崎市上田尻)の社長を務めるだけでなく、町内会長として地域の歩道環境の向上に尽力している。
会社では、ボブキャットの性能を上げることで歩きやすい歩道にしようと、2024年は県外企業と草刈り用のアタッチメントを開発。25年春の販売を目指し、県外への販路拡大も狙っている。
「歩道の安全」に思い入れがあるのは、叔母を07年に交通事故で亡くしたためだ。雪で歩道を通れず、車道を歩いていたところを、...
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