西堀ローサで開かれ、多くの若者らが訪れたイベント「古町夜市」=2024年7月、新潟市中央区
西堀ローサで開かれ、多くの若者らが訪れたイベント「古町夜市」=2024年7月、新潟市中央区

 新潟市中央区の地下商店街「西堀ローサ」で行われてきた人気企画「古町夜市」の実行委員会が、最終イベントに向けたクラウドファンディング(CF)を3月23日まで行っている。西堀ローサの全テナントが3月末で撤退することから、29日のイベントが西堀ローサではラスト開催。実行委メンバーは「みんなで盛り上げ、ローサの今後を考える機会にもしたい」と協力を呼びかけている。

 音楽や立ち飲み、人との出会いを楽しむ「古町夜市」は、広告代理店モアソビ(新潟市中央区)を経営する永井大地さん(37)を発起人に、20〜30代が中心となって2022年に初めて企画。24年は7月から12月まで原則毎週土曜の定期開催に取り組んだ。

 永井さんはCFの狙いについて、「西堀ローサはテナント撤退で終わるのではなく、今後も活用を模索していきたい。そのためにも、多くの人に関心を寄せてもらいたい」と話す。CFの目標額は300万円で、運営費などに充てられる。寄付額に応じ、イベントで使える商品券などが用意されている。

 西堀ローサで行われる最終イベントは3月29日午後4時から午後9時まで。入場無料。新潟県内8の飲食店が出店するほか、スペシャルゲストにはテクノミュージシャン、電気グルーヴの石野卓球さんが出演する。

 CFは、サイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で...

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