
新潟県新発田地域振興局
新潟県新発田地域振興局農村整備部発注の工事を巡る官製談合事件に関連し、過去の部長経験者とみられる人物が捜査機関の調べに対し、建設業者間の談合の調整役について「いろいろと聞いてくるから上手にお付き合いをするように」と、前任者から引き継ぎを受けたと供述していたことが3月22日、刑事裁判の確定記録で分かった。供述者は談合への協力という意味で受け止め、後任にも同様に引き継いだとも証言していた。県はこれまで部長間の引き継ぎはなかったとし、組織的関与を否定している。
2023年に発覚した事件では、当時の部長が逮捕され、有罪判決を受けた。昨年2月に公表された県の内部調査では、...
残り1759文字(全文:2105文字)