
琥珀糖を使用したパステルカラーの色合いが印象的な「こはくのつみき」
もらっても贈ってもうれしい気持ちになるお土産。進学や就職、転勤、旅行などで人の往来が活発になる春は、お土産需要も高まる。新潟らしい品で喜んでもらいたいと、新たな発想やアイデアで商品開発に取り組む県内企業の戦略を紹介する。(5回続きの2)
絵本仕立ての箱を開くと、パステルカラーの木馬やクマなどの“積み木”が現れる。長岡市柳原町の老舗和菓子店「越乃雪本舗大和屋」が手がける干菓子「こはくのつみき」。伝統製法や味わいを守りながら、琥珀(こはく)糖を使った遊び心のある商品は、干菓子の新たな魅力を引き出している。
大和屋は1778年創業。看板商品の「越乃雪」は県産のもち米を独自の製法で粉砕し、和三盆(わ...
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