新潟交通佐渡(新潟県佐渡市)は3月28日、元男性社員による乗り合いバス売上金の業務上横領事件を受け、運行の赤字補塡(ほてん)として受け取った補助金のうち、259万4千円(加算額含む)を佐渡市に返還した。今回は2023年9月末までの横領分。被害総額約1000万円の残りは、4月以降に支給予定の補助金で調整する。

 元社員は、新潟地裁佐渡支部で3月24日、業務上横領の罪で懲役2年4月(求刑懲役3年6月)の判決を受けた。判決によると、元社員は2023年8月から、当時勤務していた事務所で保管されていたバスの売上金から、運賃記録を偽装するなどして横領を繰り返した。被害額は約966万円に上った。

 新潟交通佐...

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