新潟市地域防災計画、能登半島地震踏まえ修正　市民への被害状況伝達、避難所の鍵ボックス設置記載

　新潟市防災会議が市役所で開かれ、能登半島地震の検証を踏まえた市地域防災計画の修正案について協議した。修正案には、能登半島地震での初期対応の検証で挙がった課題を踏まえて、被害状況や避難情報を市民へ確実に伝達することなどが追加されており、会議で了承された。

　３月２５日に開かれた会議には市や防災関係者ら約５０人が出席した。

　市は昨年、地震の初期対応を検証。被害状況などの適切な情報収集や、避難所開設時の混乱の回避といった課題が出た。地域防災計画の修正案では、市民に対する被害状況などの伝達のほか、遠隔操作で解錠できる避難所の鍵ボックスの設置についても記載された。

　会議では、検証を踏まえた取り組みとして、ＳＮＳやスマホアプリで被害状況を収集するシステムを試験活用し、運用方法を...