
「田舎の学校きらら」でパン屋を営む地域おこし協力隊の酒井俊介さん=柏崎市久米
柏崎市別俣地区で活動する地域おこし協力隊員の酒井俊介さん(47)が営む「別俣小学校のパン屋」が、オープン1年を迎えた。旧別俣小学校を再利用した「田舎の学校きらら」(柏崎市久米(くんめ))の1室を借りて、地元の食材や文化にちなんだパンを販売し、市外からも人が足を運ぶなど人気を集めている。「地域の魅力を発信するパンを作り、ここにしかない店にしていきたい」と意気込みを新たにしている。
酒井さんは魚沼市(旧広神村)出身。会社勤務を経て、28歳から首都圏のパン屋で働いてきた。地域おこし協力隊になったきっかけは、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市での復興イベントだった。手作りのピザ窯で地元食材を使ったピ...
残り806文字(全文:1106文字)