練習終盤のジョギングで選手に語りかけながら走る鈴木雄介コーチ(中央)=新潟市北区
練習終盤のジョギングで選手に語りかけながら走る鈴木雄介コーチ(中央)=新潟市北区

 陸上競歩の元世界王者、鈴木雄介さん(37)を新たにコーチに迎えた新潟食農大(胎内市)の陸上部が、今シーズンの活動を本格化させた。競歩強化の初年となることしは、競歩1期生として各地から有望選手7人が集結。競歩日本一の大学を目指した挑戦が始まった。

 石川県出身の鈴木さんは、順大を経て富士通に所属し、2019年の世界陸上50キロ競歩で優勝した。かつて20キロ競歩の世界記録も保持していた。

 昨年7月に現役を引退。サトウ食品新潟アルビレックスRCにスタッフとして所属しながら、4年ほど前に発足した新潟食農大の陸上部で指導することになった。全国的にも珍しい競歩の強豪大を目指し、将来的には長距離との両立も視...

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