高橋実さんの著書や蔵書が並ぶ「高橋実文庫」=長岡市小国町新町
高橋実さんの著書や蔵書が並ぶ「高橋実文庫」=長岡市小国町新町

 長岡市小国地域の歴史や文化の研究に尽力し、2023年に83歳で亡くなった高橋実さんの著書や蔵書を集めた「高橋実文庫」が、同市小国町新町のおぐにコミュニティセンターに開設された。高橋さんと親交があった地元住民らが「郷土愛にあふれた研究家の功績を後世に残したい」と考え、開設に尽力した。

 高橋さんは旧小国町出身で、執筆した小説「雪残る村」が第52回芥川賞(1964年度)の候補に入った。小国地域の歴史や文化を研究する住民グループ「小国文化フォーラム」の事務局長も務めた。

 文庫は小国文化フォーラムの元役員らでつくる高橋実文庫設立委員会が、コミュニティセンター内の図書室の一角に設けた。高橋さんの活動に深...

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