
長岡市三島地域のまちづくりについて考えるワークショップ。さまざまな意見が飛び交った=長岡市三島支所
20年前、六つの市町村が合併し、新たな長岡市の歩みが始まった。地域は、行政は、どう変化したのか。次の20年をどう歩むのか。現実を見詰め、光を探す。(6回続きの5)
自分たちでまちを良くしたい-。高齢化や人口減少が待ったなしで進む中、長岡市の未来を担う若い世代が、主体的にまちづくりについて考え始めた。
長岡市三島地域で3月下旬の夜、地域活性化のための熱い議論が交わされていた。地域に関心を寄せる若い世代の組織づくりを目的に、地元のコミュニティ推進協議会が仕掛けたワークショップだ。2024年度に本格始動し、参加者は30代を中心に、中学生も参加する。
参加者の一人、大島真之さん(39)は、生まれも育...
残り1738文字(全文:2038文字)