
青栁勧さん
水球のシンガポール男子代表が今月、柏崎市で強化合宿を行った。チームの監督はブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)で総監督を務めた青栁勧さん(44)だ。経済大国となったシンガポールとブルボンKZや柏崎市をつなぐ構想を掲げ、2021年にシンガポールへ赴任した。青栁さんに、構想の現状や今後の戦略を聞いた。(柏崎総局・由井佳苗)
-今回の強化合宿では、ブルボンKZや新潟産業大学(軽井川)の水球部と試合形式で練習しました。柏崎市での合宿の狙いは。
「シンガポールの水球競技人口は、日本よりも少ない。柏崎には強い選手が多い上に、コーチ陣と選手が合宿に来るチームに合わせて、練習日程を組み立ててくれる。これほどの柔軟性がある合宿環境は、日本だけでなく世界でも珍しい」
「今回の合宿に連れて来た選手は、平均年齢20歳の若手9人。このうち8人が大学進学を控えている。新潟産業大には通信課程があり、...
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