県内のトップを切って行われている極早生米「葉月みのり」の田植え=21日、柏崎市北条
県内のトップを切って行われている極早生米「葉月みのり」の田植え=21日、柏崎市北条

 県産米で最も収穫時期の早い極早生(ごくわせ)米「葉月みのり」の田植えが、柏崎市で始まった。JAえちご中越によると、県内で最も早い田植えで、8月中旬に収穫期を迎える。コメの不足感が高まる中で需要が増し、今年の作付面積は過去最大になった。21日は同市北条の生産者が田植えの作業に精を出し「早く消費者に届けられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

 葉月みのりは大きな粒と強い甘みが特徴で、炊いた時のつやが良い。柏崎・刈羽地区で2019年から本格的に栽培されている。今年は生産者60人が約133ヘクタールの水田で育て、約650トンの販売を目指す。

 柏崎市北条の水田では、生産者の男性(39)が、衛星利用測位システム(GPS)を利用した田植え機に乗り込み、苗を真っすぐに植えていった。

 昨夏は、スーパーなどの店頭からコメが消える「令和の米騒動」が起きた。価格の高騰が続く中、県産の新米で最も早く販売が始まる葉月みのりに、引き合いが強まっているという。

 葉月みのりは8月20日ごろから、JAの直売所などで販売される予定だ。男性は...

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