販売が始まり、５キロ入りの袋で倉庫に積まれた「国内産ブレンド米」＝１５日、長岡市の野上米穀
コメ価格が高止まりする中、政府が放出した備蓄米の販売が、県内の食品スーパーやコメ小売店でも始まっている。店頭には国産ブレンド米などとして並べられ、価格は５キロで３０００円台半ばと県産米に比べて値頃感がある。ただ、売れ行きは各店の客層などによってまちまち。全国有数のコメ産地である本県の消費者からは、産地や味覚を気にする声も聞かれる。
長岡市の米穀店・野上米穀の倉庫には１５日、「国内産ブレンド米」５キロ入りの袋が積まれていた。価格は税込み３５３０円と、同店の「県産コシヒカリブレンド」の５キロ換算より２７０円安い。野上茂会長（７５）は「他と２００〜３００円の差だからか、あまり売れていない」と話す。...
残り457文字（全文：757文字）
