岩殿山明静院で特別御開帳されている大日如来坐像=4日、上越市五智国分
岩殿山明静院で特別御開帳されている大日如来坐像=4日、上越市五智国分

 上越市五智国分の岩殿山明静院(いわどのさんみょうじょういん)で、国指定重要文化財の大日如来坐像の特別御開帳が行われている。4日は地域住民らが参拝に訪れ、高さ1・45メートルの重厚な仏像に手を合わせていた。特別御開帳は5日まで。

 大日如来坐像は普段、希望があれば拝殿から見ることができるが、特別御開帳では坐像が安置されている内陣に入り、長谷川英明(えいめい)住職(63)の解説を聞きながら間近で見学できる。

 坐像は平安時代後期から末期にかけての作で、カヤの木の一木造り。1906(明治39)年に本県で初めて国宝に指定されたうちの一つで、戦後の文化財保護法の制定に伴い国の重要文化財に変更された。上杉謙信も崇拝していたとされ、境内には...

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