「できるだけ長くいられたらうれしい」と話す地域おこし協力隊を委嘱されたトマ・メネンデスさん=阿賀町役場
「できるだけ長くいられたらうれしい」と話す地域おこし協力隊を委嘱されたトマ・メネンデスさん=阿賀町役場

 阿賀町の地域おこし協力隊にフランス人のトマ・メネンデスさん(29)が着任し、阿賀黎明高の町外留学生が生活する「緑泉寮」で働いている。昨秋、全国を旅する中で町を訪れ、人々の温かさに引かれたという。日本に住みたいとの思いを募らせていたトマさんは「みんなと仲良くなりたい。コミュニティーに貢献できるような仕事がしたい」と阿賀町での生活に夢を膨らませている。

 阿賀町が協力隊員に外国人を委嘱するのは初めて。町学校教育課に所属し、緑泉寮で生徒をサポートするハウスマスターを務める。

 子どもの時に日本のアニメを見て日本に興味を持ったというトマさんは、フランス南西部のボルドー市出身。高校時代に日本サッカーのファ...

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