架空の請求で現金30万円をだまし取られたとして、三条市の50代女性が26日までに、三条署に被害を届け出た。三条署は特殊詐欺事件とみて調べている。
三条署によると、12日、女性の携帯電話に「有料サイトの未払いがある。お金を払わないと民事裁判になる」などと自動音声の電話があった。音声に誘導されて操作すると、実在する通信会社の社員を名乗る男が電話に出て「今日中に手続きすれば民事裁判を停止できる。料金は30万円」などと言い、電話を切らずに金融機関へ行くよう指示した。
女性は現金自動預払機(ATM)で男の指示する口座に3回、計30万円を振り込んだ。帰宅後、家族に相談し、被害に気付いた。