
阿賀野川流域
環境省は27日、新潟水俣病1965年、新潟県の阿賀野川流域で公式確認された。阿賀野川上流の鹿瀬町(現阿賀町)にあった昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)の鹿瀬工場が、アセトアルデヒドの生産過程で生じたメチル水銀を含む排水を川に流し、汚染された川魚を食べた流域住民が、手足の感覚障害や運動失調などを発症する例が相次いだ。56年に熊本県で公式確認された水俣病に続く「第2の水俣病」と呼ばれる。の公式確認から60年となる31日に新潟市中央区で開かれる式典に、浅尾慶一郎環境相が出席すると正式に発表した。式典の前後には被害者団体との懇談を行う。
環境相の式典参加は2015年以来10年ぶり。浅尾氏はこれまでの会見で「60年の節目の年であり、そうしたことを踏まえて話を進めている」と述べていた。
式典は午後1時半から、...
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