
災害時の避難について手話で意見を交わした交流会=佐渡市千種
災害時の聴覚障害者の支援を強化しようと、当事者も加入する佐渡市両津地区の手話サークル「両手の会」と県赤十字安全奉仕団佐渡市分団による交流会が、金井コミュニティセンターで初めて開かれた。参加者らは避難する上で感じた不安や災害時の適切な対応について話し合った。
手話サークル「両手の会」は40〜80代の13人で活動し、うち3人が聴覚障害がある。月2回集まり、テーマを決めて会話を楽しんだり、テキストを使った手話の練習に励んだりしている。
交流会は両手の会メンバーの中川和治さん(53)が、今年4月に県赤十字安全奉仕団佐渡市分団の委員長になったのがきっかけだった。中川さんは「市の防災訓練だけでなく、いざ...
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