２日間限定で販売する「お強の餅」＝３０日、上越市黒井の坂詰菓子本店
戦国武将・上杉謙信の故事にちなんだ和菓子「お強（たち）の餅」が３１日と６月１日の２日間、上越市の菓子店やパン店で販売される。無病息災の願いが込められたあんころ餅と草餅で、３０日は各店が仕込みに追われていた。
お強の餅は、上杉謙信が雪解けを待って出陣する兵士たちに草餅を配ったという言い伝えにちなみ、県菓子工業組合直江津支部が５０年ほど前から期間限定で販売している。客の要望もあり、今年から高田地区などの店舗も参加。草餅に粒あんが入った「天」と、こしあんで草餅を包んだ「地」の２種類がある。
上越市黒井の坂詰菓子本店では３０日、店主の坂詰喜範（よしのり）さん（６５）が、自慢のあんこをたっぷり使って５...
残り149文字（全文：449文字）
