
「小さな小さな文学賞」で大賞を受けた柴野裕治さん
柏崎市の公務員柴野裕治さん(51)が書いた短編小説が、兵庫県明石市の出版社が主催する文学賞で、大賞に輝いた。作品のタイトルは「天幻自在」。男性の主人公が婚約者の実家にあいさつに行き、婚約者の父親の「想定外な職業」にあっけにとられる物語だ。職業を含めた作品の全容は、20日に神戸市のライブハウスで明らかにし、作品を基にした舞台演劇も披露する。出版社は7月に発行するカルチャー誌に掲載する。
受けた大賞は「BEKKO BOOKS」が短編小説を募集する「小さな小さな文学賞」。テーマやジャンルは設けておらず、全国から約140作品の応募があった。
「天幻自在」の舞台は兵庫県芦屋市。山の手にある婚約者の実家...
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