
開発予定地の地図
新潟市中央区の鳥屋野潟南部の開発を巡り、新潟市は20日、事業主体となる「鳥屋野潟南部地区土地区画整理組合」の設立を認可したと公告した。7月にも組合が発足し、大規模商業施設の建設など大型事業が動き出すことになる。施設の開業は2028年4月と見込まれている。
地権者らの事業計画によると、開発予定地はハードオフ・エコスタジアムと市道弁天線の間の約44・2ヘクタール。南西側は「交流拡大エリア」として商業・業務地に、北東側は「住居エリア」として住宅地にする計画だ。
交流拡大エリアに建設予定の9棟のうち8棟は小売業の施設で、祝休日1日当たり約5万6千人の集客を見込む。関係者によると、倉庫型商業施設の誘致に向けた交渉が進んでいるという。
組合では8月にも整地などに着手する予定。建設工事の開始は27年4月、施設の開業は28年4月と見込んでいる。
一方、開発地の周辺では交通渋滞の悪化が懸念されている。市は...
残り89文字(全文:527文字)