サッカーJ1アルビレックス新潟の熱い戦いが続いています。紙面でも試合の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容をほぼ全部紹介します。
6月25日第15節アウェー川崎戦後

両監督の会見のほか、MF高木善朗選手、DF堀米悠斗選手に話を聞きました!
◆新潟のスタイルは想定内、スカウティングが生きての勝利 長谷部茂利監督

(まずは試合の総括をお願いします)
セットプレーの重要性というのは、今日のゲームだけではなくて、これまでも大事にしていた中で得点を取れたというのは非常に大きかったです。
自分たちが優勢に進められるという風にコーチから話もあり、トレーニングを短い時間ですけれども、積み上げてきてることが1つ形になった。そういう風に思います。また、最後の1失点はいらなかったと思いますが、3点取れたことは非常に自分たちらしいというかね。2点止まりじゃなくて、3点目、4点目取れたらっていう、そういう風に持っていけたので、攻撃面のところが非常に良かったし、守備のところは1失点はもったいなかったなと、そういう風に思ってます。以上です。
(左に高井選手を起用された理由を教えてください)
左ができるんじゃないかなという短い時間の練習と、私の想像とこれまでの過去の経緯からできるんじゃないかなということで左を任せました。
(神田選手はJ1では初めての先発ということで、このタイミングで起用されて見事ゴールも生まれましたけれど、彼の評価をお願いいたします)
初スタメン、初ゴール。どっかで聞いた話ですね。日頃からトレーニングばかりで、アンダー大会の方には試合出ています。点数も取っていますけれども、リーグの方ではなかなかチャンスもらえずという立場だったんですけれども、状態もいいし、練習でもよくゴール決めているので、コンディションもいいし、今日こそ出番じゃないかなっていうのは自分の中で感じまして。コーチとも相談しまして、彼の起用に踏み切った。
途中からではなくて、スタートからいけるんじゃないかと。
それはACLEの準決勝で彼が見せたプレー。そこからしばらくチャンスがないという意味では、彼は結果を出したんだけれども、チャンスがなかった。そんな中でも腐らず、いつも準備をしてという、それをいつも見てる。毎日見てるので、それが今日は結果に現れて勝利に貢献したと思います。非常に良かったと思います。
(後半はかなり握られて、前半は持たせたような感じだったんですけど、後半に入ってテンポアップしてきて苦しい試合になっちゃいましたけど、その辺はどういう風になってきたんでしょう)
前半は入られるところがいくつか限られてると思うんですけども、後半は疲労もあり、彼らも慣れてきた。点数を取りによりリスクを負って、サイドバックの高さ、また真ん中の選手たちのコンビネーションをより強調して、彼らの攻撃の仕方をより出してきたと思うんですね。リスクをおかして。ボールを取ったらピンチになって失点をするくらいリスクをおかしていたと思います。
そのリスクをおかしたことが、そのまま自分たちが間を取られたり、ボールを動かされたり、はまる前からのプレッシャーもさほどなく、そういう意味では疲れも含めてやっぱり上手だったなという。
天皇杯でもそういうくさびを、グラウンダーのボールを入れてくるチームと対戦したんですけれども、上手でした。
そこで、どうしたらそこで失点しないのかっていうのは、今日見ての通り、最後のところで抑えるということもありうるということですね。
それをディフェンスラインであったり、ゴールキーパーであったりっていうところがあったと思います。なのでそこの活躍も今日は見逃せないと思います。
失点を1であの失点の仕方をしてしまったんですけども、それ以外はしなかったんですね。
非常にそういうところは十分やれたんじゃないかなと。もちろん相手に握られたくないし、もっと握りたいし、点数もっと取りたいし、攻撃の時間も含めて表現したいんですけど、今日のところは繋ぐのが上手。ただ絶対譲れないのは結果という考えが選手たちに共有してるので、そこは共有してくれたので良かったなと思います。
(今日は新潟が監督が変わった直後ということで、すごく、特に監督だったりコーチ陣にとって予測が難しい試合だったのかなと思うんですけども、どの選手にどんな形で来るだろうっていう、全部言えないと思うんですけども、なんだろう、そのスカウティングの部分っていうのは、どの程度こう想定通りで、試合やってみて、監督自身どういう手応えだったのかっていうのは、どんな感触だったでしょうか)
ある程度は想定内でした。メンバーのところもこれまであんまり出てなかったり、怪我明けで全体練習に合流してるっていうようなことも耳にしていたので、上手な選手が出てくる、ベテランが出てくる、そういうことも想定内でした。
サッカーそのものも新潟らしい攻撃的なスタイル、それも想定内で、やられそうになった場面が想定外でしたけれども、でも、想定内でした。スカウティングもきちっとできていますし、選手もそれに順応というか、対応策をやろうとして、前半のところはそんなに危ない場面はなかった。ギリギリのところ、ペナルティエリアで防ぐというのはありましたけれども、でも、十分スカウティングが生きての勝利だという風に思います。
◆自信を持って前向くサッカーに選手も手応え 入江徹監督

(今日の試合の総括を)
自分たちのやらなければいけないところって...