刃物を持った不審者を取り押さえる訓練をする新日本海フェリーの職員ら=25日、新潟市東区
刃物を持った不審者を取り押さえる訓練をする新日本海フェリーの職員ら=25日、新潟市東区

 開催中の大阪・関西万博などで旅客船の利用が増えると見込み、第9管区海上保安本部と新潟海上保安部、新日本海フェリー(大阪市)は25日、船内で不審者が暴れるなどの緊急時に備えた合同訓練を行った。海上保安官が乗組員らに防具の使い方を教え、不審者を取り押さえるまでの動きを練習した。

 新日本海フェリーからは約30人が参加。新潟市東区に停泊中の旅客船「らいらっく」内で、海上保安官から、さすまたや盾の使い方の指導を受けた。

 参加者は、船内を巡回中に刃物を持った不審者を見つけたとの想定で、相手の制圧と乗客の避難誘導を訓練。乗組員たちは「下がれ」と声をかけながら、さすまたや盾を使って不審者の動きを封じ込めた。...

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