不審者役の海保職員をさすまたで取り押さえる佐渡汽船職員=佐渡市両津湊
不審者役の海保職員をさすまたで取り押さえる佐渡汽船職員=佐渡市両津湊

 第9管区海上保安本部と佐渡海上保安署が佐渡汽船や東北電力などと、それぞれ訓練を行った。自然災害やテロを想定し、手順や連携を確認した。

 佐渡汽船との自主警備訓練は、6日に佐渡汽船両津港ターミナルのカーフェリー改札口付近で実施した。

 訓練には佐渡汽船の職員15人が参加し、海保職員から、さすまたや盾を使った不審者の取り押さえ方や腕を捕まれた際の離脱の仕方などの指導を受けた。その後、海保職員が不審者役を演じ、佐渡汽船職員3人が前後から、さすまたで挟み込み取り押さえた。

 訓練に参加した佐渡汽船商事部の男性社員(24)は「職場で共有し、いざという時にお客さんや自身を守れるようにしたい」と話した。

 東北電...

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