
20日投開票となる参院選の選挙戦もいよいよ中盤だ。新潟選挙区でも各陣営が選挙カーを走らせ、候補者の名前を連呼している。だけど、全県1区の新潟県は都道府県別で5番目の広さだ。舌戦の喧噪(けんそう)が感じられず、選挙ムードが盛り上がらないというのはよく聞く話だ。一般有権者の政治への関心は本当に低いのだろうか。記者が県内各地の「あの場所」で辻立ちし、道行く人に聞いてみた。選挙やってるの、知ってますか?
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参院選の“熱気”が天に乗り移ったのだろうか。選挙戦7日目となった7月9日も暑かった。でも、南魚沼市のJR浦佐駅前に立つ田中角栄元首相(1918〜93年)の銅像は、当たり前だが、表情を一つ変えずに八海山の方向を見つめる。
「ここは“我田引(いん)鉄(てつ)”の駅なんですか」。...
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