漂白剤が入った水の誤飲によって小学校児童6人が救急搬送される事故が発生した上越市。上越市の学校ではここ数年、給食の食物アレルギーに関する事故なども相次いで発生しています。教育現場で何が起きているのでしょうか。これまでの主な事故をまとめました。
◆中学校でアレルギー事故→生徒に薬飲ませず(2022年5月)

2022年5月、上越市内の中学校で、給食時にアレルギーのある生徒に対し、教員が原因物質の付着した可能性がある副菜を配膳して食べさせていました。生徒に速やかに薬を飲ませるといった必要な対応を取らず、そのまま帰宅させていたことなどが問題となりました。当時の記事を再掲します。
上越市教育委員会は7月28日、市内の中学校で5月、給食時にアレルギーのある生徒に対し、教員が原因物質の付着した可能性がある副菜を配膳して食べさせたと発表した。保護者によると、生徒は小学生の時にも学校側のミスで、アレルギー事故に遭っていた。今回は食後に薬を飲み、アレルギー症状は出なかった。
市教委は「個人情報の保護」を理由に、同じ生徒に誤配膳したことなど、詳細を公表していない。保護者は市教委に対し、事実関係の公表を求めており、今回の対応に反発している。
市教委によると、生徒が食べる予定のなかった副菜を、担任ではない教員が配膳した。生徒は不安に感じ拒否の意思を示したが、教員は理解できなかった。食後に担任に相談して発覚した。配膳した教員はアレルギーがあることを把握していなかった。
保護者によると、生徒は小学生の時にも、教員が配膳したアレルギー物質を含んだ給食を食べ、じんましんが出たという。父親は新潟日報社の取材に「二度と同じような事故が起きないよう、市教委には名前と学年、学校名以外は公表しても構わないと伝えていた」と話している。(2022年7月29日付、新潟日報)
市教委は「個人情報の保護」を理由に、同じ生徒に誤配膳したことなど、詳細を公表していない。保護者は市教委に対し、事実関係の公表を求めており、今回の対応に反発している。
市教委によると、生徒が食べる予定のなかった副菜を、担任ではない教員が配膳した。生徒は不安に感じ拒否の意思を示したが、教員は理解できなかった。食後に担任に相談して発覚した。配膳した教員はアレルギーがあることを把握していなかった。
保護者によると、生徒は小学生の時にも、教員が配膳したアレルギー物質を含んだ給食を食べ、じんましんが出たという。父親は新潟日報社の取材に「二度と同じような事故が起きないよう、市教委には名前と学年、学校名以外は公表しても構わないと伝えていた」と話している。(2022年7月29日付、新潟日報)
◆栄養教職員が食材成分の確認怠り、アレルギー事故(2023年9月)

23年9月には市内の小学校で...
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