
会見で市教委に対して適切な対応を求める保護者(右)=上越市役所
新潟県の上越市立小学校で低学年児童が給食後にアレルギー反応を起こした事故で、保護者は11月6日、代理人弁護士を通じ、市教育委員会に対し、児童への謝罪や公表した事実関係の誤りを訂正することなどを要請した。児童は現在も授業を受けられずにいるという。
事故は9月に起きた。給食後、卵アレルギーのある児童の左肘が、自席に置いてあった同級生の「かきたま汁」の食器に誤って触れた。その後発症し、学校から連絡を受けて駆けつけた保護者が緊急注射薬エピペンを打った。児童は救急搬送されて入院した。
保護者は担任が児童から目を離すなど複数のマニュアルに沿わない対応があったと問題視する。また、市教委側と症状の軽重などで見解の相違がある。
保護者は市教委と話し合いを重ねてきたが、進展が見られず、6日に代理人弁護士が要請書を提出した。上越市役所で会見した保護者は市教委と学校に対し「不信感があり、信用できない気持ちでいっぱいだ」と述べた。...
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