売却を進めるために価格を見直した旧ゲストハウス坂井邸=長岡市旭町2
売却を進めるために価格を見直した旧ゲストハウス坂井邸=長岡市旭町2

 長岡市が、活用していない市有の土地・建物の売却や貸し出しを進めようと図っている。本年度から組織体制を充実させ、売れ残っていた施設の価格を見直した。市は民間活用を促すことで、維持費の削減や新たな価値の創出につなげたい考えだ。

 4月に管財課内にあった財産マネジメント室を課に格上げし、職員を1人増やした。磯田達伸市長は「長岡市は公共施設が多い。遊休施設や不要な施設はできるだけ早く整理、有効活用、民間売却をしていきたい」と狙いを説明。急ぐ背景として人口減少を挙げた。

 7月には「旧ゲストハウス坂井邸」(旭町2)の価格を下げ、一般競争入札の受け付けを始めた。旧坂井邸は国際交流や市民活動に使われた施設で、...

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