
部落差別など人権問題について講演する保坂和彦さん=上越市下池部
上越市下池部の雄志中学校で、部落差別などをテーマにした人権講演会があった。元市社会教育委員長で、社会同和教育に長年携わってきた保坂和彦さん(73)が講師を務め「差別は人ごとではない。一人一人が自分事として捉え、差別のない明るい社会を築いてほしい」と語りかけた。
人権講演会は、雄志中と学区内の町内会や市民団体などでつくる雄志中学校区青少年育成会議が主催し、毎年この時期に開いている。講演会は6月下旬にあり、全校生徒約130人が参加した。
保坂さんは、部落差別は「差別する人と差別される人の関係が受け継がれる重大な人権問題」と指摘し、部落差別解消に向けた法律が2016年に施行されたことを紹介した。イ...
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